

櫻屋 加藤良行
artist name : YOSHIYUKI KATO
1974年9月13日 大阪生まれ おとめ座
道具を使ったら誰にも負けないという作り手になりたかった。
やるからには一番を目指そうと 縁あって宮大工の親方のもとで修業。
親方は小柄だったけど いかつく見るからに職人のオーラを感じる人だった。腕の良い親方に付き 基本を叩き込まれた。
独立をし まず家具を作ろうとしたが 大型の機械が必要なことに気付く。
手作業で作ればべらぼうな価格に跳ね上がる。
それに機械を使ってしまったら 自分が作る意味がなくなると感じ自分の手で作れるモノを探した。
「継手」 「仕口」 などは釘を一本も使用せず神社仏閣は建てられる。
「木組」などと言われる技法だ。
自分が学んだ日本の最高技術を 日本の人々に知ってもらいたい
その気持ちを強く持ち いつか世界に通じるものづくりができればと熱く語る。「僕はモノで勝負します」 そんな力強い言葉が加藤さんの原動力になっている。
加藤さんご本人は 大きいサイズをカレーライス用に愛用されているオーバル皿。小さいサイズは薬味や 小さめのスウィーツを盛りつければお洒落なテーブルに変身。

服部竜也
artist name : TATSUYA HATTORI
1978年 岐阜県生まれ
服部さんが生まれ育った土地は 土・轆轤・窯などが当たり前に存在している 岐阜県多治見市。
公園で遊んでいる時や 登下校時にも 陶磁器を目にする環境。
大学を卒業するまでは あまりにも身近すぎて 陶磁器には興味がなかったそうです。
多治見には「意匠研究所」という陶磁器について学ぶ学校があります。
作る仕事がしたいと思った服部さんは 生まれ育った土地にあるその研究所に入り 土を触ることにしました。
作陶してみると 結構ピッタリきて 今に至っているそうです。
はじめはオブジェ的なモノを制作していましたが実際に使ってもらえるモノに移行したとき
その反響や喜びを聞く機会を得 観てもらうだけのモノを作っていたときに比べ
うつわ作りを楽しんでいる自分がいることに気付きました。「ルーシー・リー」が好きだったこともあり 洋食器から入りましたが 今では和食にも合う うつわが作りたくなり
和・洋どちらにも使ってもらえるようなうつわ作りが目標です。
スノーボードやスケートボード・サーフィンなどで思いっきり弾けてON とOFFのスイッチを入れ替えている。
だから 彼の手から生まれたものは 集中して作られているなぁと感じるのですね。
最新作の板皿は スッキリとして なんと気持ちのいいうつわ。
シックで落ち着いた大人の雰囲気の黒ポット。

福井賢治 (woodpecker)
artist name : KENJI FUKUI
http://www.hello-woodpecker.com/
1972年 岐阜県生まれ
憧れだった「いちょうのまな板」との出会い。それは突然やってきました。
知人の口から「いちょうのまな板を作っている友達がいる」という言葉が・・・
「ぜひ 紹介してほしい」と 会ってみた人はカワイイニットの帽子をかぶった
実直な印象の 福井賢治さんでした。
彼はお祭り男の異名を持ち 地元を大切に想っている人。
神仏具の木地を作る家に生まれ 鉋クズが当たり前にある環境。
自分が木工の仕事に就くなどと思わなかったと言います。
なぜか木の仕事はイヤだった。
三十代に入り突然作ってみたい衝動に襲われ木の魅力にのめり込んでいった福井さん。
単純に鉋の刃も研げない自分に腹が立った。
よしっと木工の訓練校に入り猛勉強。
奥さまのために「まな板」を作ったのが第一号。
それからは 次々と試作品を産み製品化していった。
今では福井さんの作るいちょうのまな板は18種類にもなりました。
「木は優しくていいですね」 「木の香りは癒されますよね」などとお客様から話しかけられ そうか 自分は知らず知らずのうちに木の優しさに生まれてから毎日癒されて生活していたんだなぁと気付いたそうです。
写真はヒノキのしゃもじ 一代目はもう少し縦長のスマートなカタチだった。
やっとこの三代目で納得のいく自信作が出来あがった。
ヒノキは油分が多く含まれているため 水はけがよく カビにくい。
やわらかいけれど目が細かいためにもろくない。
だから しゃもじのように細い部分や薄い部分が必要な道具にはピッタリなのだそうだ。ご飯をすくう面を真っ平らにし ご飯粒がしゃもじに残らないように工夫されている。その反対の面はふっくらと炊きあがったご飯を連想させるふくよかな曲線が美しい。
また 先端の部分はご飯粒が潰れないように薄くなり全体的には普通のしゃもじより厚めにし たくさんのご飯を混ぜる際にも安心できるようにと 試行錯誤のあとがうかがえる。
福井さんからは しゃもじについての言葉が次々に出てきてしゃもじだけで 一冊の本が出来そうですねと笑い合ったせいなのか福井さんの言葉を思い出し 伝えようとする私の筆はどんどん進んでいくのでした。
さて次はターナーあたりがデビューでしょうか。

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